脱・レッドオーシャン

保険会社に勤めている著者が、保険業界の可能性についての考えを綴ります。

瀧本哲史先生の逝去に寄せて

令和初のブログ、というか今年初、30代初のブログです。
ブログの趣旨が訳わからなくなってきたのと、書くきっかけを失ってきたこともあり、しばらくご無沙汰でしたが、今月衝撃的な知らせがあったので、急遽筆を起こすことにしました。

 

表題の通り、瀧本哲史先生が、今月10日に47歳で逝去されました。

 

私の尊敬する人物は2人いて、1人がすでに述べた通りクロスフィールズの小沼さんで、もう1人がこの瀧本先生でした。著名人なのでなかなかお目にかかれない方なのですが、昨年11月、瀧本先生のディベートの講義を受講する予定がありました。「予定がありました」というのは、この講義は選抜された人のみ参加できるものだったのですが、ある人物の失態により私への当選通知が漏れていて参加できなかったのです。それで、来年は優先参加できるということになったのですが、肝心の瀧本先生急逝により参加できなくなった、というわけです。(その人物には、ふざけるな!と改めて言いたいです。)

 

それはともかく、瀧本先生はホンモノの資本主義が浸透していく中でどのように生きるべきかを教えてくださった方であり、私の世界に対する見方を広げてくれたという意味において、私の考え方に大きな影響を与えてくれた方です。私自身は社会学部の卒業であり、学生時代はむしろ資本主義を疑うようなものの見方で学んでいた節もありました。そういう経緯もあって、瀧本先生の世界の本質を突いた考え方はとても新鮮に感じられ、気づいたら先生の著書を何冊も読んでいました。これほど知的好奇心を掻き立てられる本はそうそうなく、瀧本先生は現代の日本人で最も教養がある方だと思いました。

 

瀧本先生にはその著書を通じて多くのことを学びましたが、行動レベルで学びを生かせているかというと、さほど生かせてはいないと思っています。30代は仕事(多分プライベートも)が最も充実する時期だと思います。自らの武器を磨き、開花させられるよう、精進しなければなりませんね。